◎アメリカは真実を知っているから京都議定書に入らない
内記:地球温暖化の原因は二酸化炭素だから、その排出を抑制する必要があるなどと言われていますが、アメリカは京都議定書に入っていない。彼らはおそらく真実を知っているんですね。
池田:もちろん。仕掛けも全部わかっています。根本は何かといったら、熱圏が壊れているわけです。悪者にされた二酸化炭素がかわいそうです。
内記:大気圏には下から対流圏、成層圏、中間圏とあって、その上が熱圏ですね。
池田:熱圏では酸素とか窒素がイオン化しています。だから太陽プラズマとかそういうものをろ過して、電磁力とともに、ちょうどいい温度と紫外線、赤外線の光を地上で常に保ってくれているのですけれども、そこが壊れたんです。
内記:それを壊したのが核実験ですね。
池田:核実験が一番大きいです。あと、プラズマ兵器のHAARPです。HAARPは電磁波で壊しますからね。
内記:熱圏が壊れたために、特に太陽からのプラズマ風がもろに地球に降り注ぐ。
池田:偏西風がきれいに回っているから、ちょうどいいように混ざって地上に落ちていたのですが、蛇行していますから、こちらは寒くて、こちらは暑いとか異常気象が起こっちゃうわけです。
内記:いろいろな情報を総合的に見ていると、どうも二酸化炭素が原因というのはウソくさいなと思うんです。プラズマが必要以上に地球に降り注いでいる。それがどうも真実だという直観めいたものが確かにあるんです。その辺をアメリカはたぶん知っているはずですから、京都議定書に入らない。
◎福島原発の核爆発の可能性は消えていません
内記:原発の安全性にとっては水が生命線だから、日本で54基の原発が稼働していたときは、冷却水として海水を利用し、冷却によって7度も上昇した海水を原発の周りの海に排出していた。その排出量は1基につき年間3600万トン。全国の海のそばに原発があってそれだけの量を出し続けていたら、局地的ではあっても、それは日本が温暖化している一つの有力な原因だというお話もご本の中にあって、あれはすごくうなずけました。
◎子宮頸がん予防ワクチンで製薬会社は「ぬれ手にアワ」
池田:管を一番腐食させるのは微生物ですから、原発の冷却水には塩素が入っています。それも濃度の濃いものです。
内記:微生物を殺すために濃い塩素を混ぜている。塩素はもともとナチスが開発したものですよね。
池田:ユダヤ人虐殺のために開発された猛毒です。
内記:猛毒の塩素が、薄めてあるものの、プールにも入っているし、水道水にも入っている。
池田:我々はそういう水を飲まされています。今、上水を塩素消毒しているのは世界の中で日本だけです。それもある意味では巧妙ですよね。塩素だけだったらいいんです。カルキは置いておけば飛んでしまいますから。ところが、日本は石油系でつくったメタン系農薬とかをいっぱい使っていて、それが全部浄水場で一緒になる。塩素を入れていますから、沸騰させたら化学反応が起こってトリハロメタンとかダイオキシンができるんです。100度で沸騰させると、ダイオキシン、トリハロメタンは15分でピークになり、30分経つとゼロになります。じゃ、30分煮沸すればいいかというと、要は水がなくなって空中に漂って、容器の中には化学物質もなくなるという話なんです。ダイオキシンやトリハロメタンが一番多いのは、お父さんのために入れた一番茶とか、赤ん坊のための湯冷ましとか、料理もそうです。そういうのも全部含めてうまく病気にされて、日本人は薬代でおカネを取られている、そういう大きなカラクリになっているということです。
内記:今、薬代というお話が出ましたが、医学、薬学の話のほうが、おカネを吸い上げるシステムとしてはわかりやすいですね。これだけ科学が発達した、医学も発達したと言われている先進国の日本で、病気が一つも減らない。むしろ増えている。これは普通に考えれば不思議ですが、病気をたくさんつくっておカネをどんどん吸い上げているのでしょう。平均寿命は延びていると言われれば確かにそうですが、それとても、薬漬けにして、無理やり心肺を働かせて寿命を延ばしている。平均寿命が長いのは、普通考えればとてもすばらしいことですが、認知症になって寝たきりになって、薬やチューブで生かされて、どうしようもなくなったらあの世に行くという姿を見たときに、果たして人間の生き方とは何なんだろうと思います。
池田:最後まで心身ともに健康で笑って死ぬ、それが人間にとって一番望ましい。でも、本当に健康で長生きできるというのは非常に限られてきます。そういう中で病気にさせておカネを吸い上げている。日本には10兆円のお薬の市場があります。世界の人口の1.6%の日本人が、世界のお薬の40%をおいしくいただいている(笑)。すごい現実です。働いた分は全部お薬代に消えて、最後はガタガタになって死ぬ。お薬代の行き先をしっかり見ていくと、結局、ロックフェラー系の石油会社に全部持っていかれている。
一番わかりやすいのは子宮頸がん予防ワクチンです。あのワクチンは5万円ですから、60万人掛ける5万円で300億円の市場があります。そのおカネが全部ロックフェラー系に行っている。しかも、普通の薬だったら、薬害があって訴訟を起こされたら、必ず製造元の会社が補償しなければダメなのに、ワクチンに関しては、全世界どこもそうですが、ワクチン接種の制度を設けている市町村あるいは国が補償しなければダメなんです。ワクチンは毎年接種しますし、何かあったときは市町村の税金でやるから、製薬会社は「ぬれ手にアワ」でおカネを得られる。子宮頸がん予防ワクチンだけでも、毎年日本から300億円が世界金融支配体制に行くわけです。
◎ワクチン接種は免疫力を弱めて、がんになりやすい体質をつくっています
池田:子宮頸がん予防ワクチンは、私が把握できた分だけでも、1500人ぐらいの方に手が震えたりいろいろな障害が出ています。基本的に統計は10分の1ぐらいの数字ですから、本当はその10倍ぐらいいらっしゃるのではないかと思います。
内記:ひどいですね。皆さんはワクチン接種は特定の病気を予防するためにいいことだと思っていますが、副作用の問題もあるし、池田さんのご本によると、免疫を弱めて、がんになりやすい体質をつくっているんだと。人間の体の免疫を弱めて病気になりやすくして、病気になれば症状が出る。その症状にすらも病名をつけて、あの薬、この薬といっぱい出して、やがてがんになってしまう。その段階で次から次へといろいろな薬を出され、治療を施ざれて、最後はどうしようもなくなってあの世に帰る。医者の出番が終わればその次は葬儀業者とお坊さんの登場となって、さらにおカネがかかる。全てが集金システムです。焦点をおカネに絞った見方をすればそういうことでしょうか。
池田:そうです。もともとお医者さんというのは、江戸にさかのぼると、別に許可制でも何でもなかったのです。自分でお医者さんをやろうと思ったら開業できた。そのかわり、治せない人のところには当然患者さんが来ませんから、名医しか残らない。それをロックフェラー系がエール大学に医学部をつくって、お医者さんしか治療してはならないという法律をつくり、医者を国家の許可制にしたわけです。そうすると医者になるために高いおカネを出して勉強します。そのお医者さんが授業で習うのが対症療法です。だから優秀なお医者さんは、お薬しか出さなくなっていくんです。
池田:免疫力が下がっていることの典型的な症状は花粉症です。花粉なんて植物だから、人間の免疫力がしっかり分別できると、植物に対して過剰な反応なんかしません。昔の人は花粉が入ってきても、鼻くそになって丸めてポイで終わったんです。今の人間は免疫力がないから、植物である花粉までウイルスと思って過剰に反応する。全く免疫力が足りないんです。
◎「火」と「水」が今の文明を滅ぼし、新しいミロクの世の文明にする?
池田:微生物を豊かにするためには、土は常に新しくなければダメです。ヨーロッパのように古い土地は固くてダメなんです。日本は、火山活動がありますから、地震によって常に新しい土が造成されている。これにこの前のような台風で水が来て、微生物が豊かになっていく。台風も神様になってくるわけです。風の神様、火山の神様、全部ありがたいことなんです。
内記:それを日本人は、文明社会の名のもとにコンクリートで土を固め、土が呼吸できないようにして微生物を殺している。
池田:今回、3・11でもちろん物理的には大変でしたが、海は喜んでいると思います。山の森林の滋養が海に行き、ミネラルの作用で藻ができて、魚が豊かになるという循環があります。この循環を、日本は海岸線を全部コンクリートにすることで遮断してしまった。山の滋養が行かなくなった結果、藻がなくなって白い砂になったり、サンゴ礁が死んだり、海が潮焼けしていたんです。
今回の地震で、ところどころではありますが、海岸線のコンクリートが切れましたから、海にとってはよかったわけです。復興するときにそれをまた今までのようにコンクリートで固めてしまうと、もとのもくあみですから、ドイツのようにコンクリートをなくして自然堤防にするとか、循環する形に変えていくべきです。
◎江戸文化は西欧人から見ればパラダイスでした
内記:19世紀のパリは18世紀の江戸をまねしてつくった。西洋だったら、農民というよりむしろ農奴で非常に貧しい暮らしを強いられていた。ところが、日本に来ると、農民は農民だけれども、食べものも豊富にあって、陶磁器で食事をし、もちろん読み書きもできて学問を自由にやっている。江戸時代から非識字率が低かったんですよね。
池田:当時でもたぶん90%ぐらいの人は文字を読めたと思います。寺子屋とか講で、それも「士農工商」は関係なく勉強していました。我々が教わっている「士農工商」と全く違います。
内記:「庶民文化」という言葉がよく言われますが、欧米にそんな言葉はあるんですか?
池田:明治維新以降、日本文化を知ることによって欧米にも生まれました。それまで向こうでは、下は5歳か6歳の子どもたちが、朝は6時から夜の12時まで労働させられていた。幼児労働で子どもたちが亡くなっていました。それが日本の子どもたちは丸々と太って、寺子屋あるいは講に行って、いい教育を受けている。実は日本から向こうに行っているということです。それを明治維新後ひっくり返しています。
内記:江戸の町そのものも、大森林地帯の中の公園都市と表現されていますね。まさに自然と共生した町だった。
池田:真ん中に江戸城という大きな公園があって、その周りに武家屋敷が200から300ぐらいあって、それも全部公園でした。今の後楽園は武家屋敷の庭だったところです。武家屋敷の周りには寺院が1500ぐらいあって、その周りは農家ですが、農家の集落もちゃんと各戸4面が垣根におおわれていて、敷地の中には山紫水明の庭があり、一軒一軒の家に土間があって、床の間もちゃんとあって、畳じゃなくても、家の中でしっかり生活して、食事もすごくいい日本食を食べていました。向こうの農奴の世界ではワラの中に雑魚寝ですから。
池田:欧米の町はきれいではありませんでした。王侯貴族は確かにシャトーのようないいところに住んでいましたが、トイレも下水道もないから、壷にためたものを窓から捨てて、それを農奴たちが豚を放し飼いにして処理していた。非常に汚い町だったんです。そういうところから日本に来たら、まさにびっくりですね。
日本は上水道だけじゃなくて下水遣もある。下水道にはウンチを流さない。ウンチは全部とどめておいて、ちゃんと農民が肥料として買いに来た。有機農法の元祖は日本です。人間の出したごみが微生物の食べものになる。微生物のごみがビタミンなどのミネラルになって植物に行く。その植物を人間が食べものとする。完全なリサイクルができていたわけです。
しかし、特に戦後、作物を虫が食うという宣伝をやって農薬をまくようになった。農薬をまけば微生物は全部死にますから、栄養ができない。そうすると、化学肥料をまく。世界金融支配体制がつくった農薬・化学肥料濱けになって、循環が全部切られていった。それが現在の病気の原因になっているのです。
◎武士は縄文から続いた大自然が残る関東地方に一大政権をつくりました
池田:武士は、京都じゃなくて、縄文から続いた大自然が残っている関東地方に一大政権をつくりました。大自然の中に大和のまちづくりを再現したのが江戸です。江戸は市民社会、ユートピアで、そこに武士がいました。
◎「次の世に行けるのは3分と思えど、2分かもしれん」
池田:日本人のうち、みずから先覚者となれる人は2~3%。その先覚者がいいことを始めると、20-30%の素直な人がやり始める。それらの素直な人がやり始めると、50~60%の普通の人がやり始めて主流になる。でも、残りの10~20%の頑迷固陋(ころう)な人、特に中年の男性族のような人はいつまで経っても「そんなこと、やっていられるか」。そういうことが目安としてあるかもしれないですね。
※臣民無くなるぞ。残る臣民、三分難しいぞ。三分と思えども二分であるぞ。(第十一巻 松の巻)
※百人に一人くらいは何とか役に立つぞ、あとはコンニャクのお化けざぞ。(第八巻 磐戸の巻)
※マコトの者は千人に一人ざぞ。(第八巻 磐戸の巻)◎日々の生活こそ霊主体従の実践の場です
池田:日月神示の霊主体従の本当の実践は、それこそ、そういう日々のふだんの生活にあるのではないかと思います。
◎自ら覇権を求めない武士道に立脚した軍隊を持てばいい
内記:スイスは永世中立国ですから、どことも同盟を結んでいませんが、万が一攻められたら、国民一人一人が武器を持って戦う。それでも負けそうになったら、自ら全てを焼き払う。敵がスイスの占領によって手にするであろう利益を破壊する。敵に絶対に利益を与えない。そこまでの体制をとっているそうです。
池田:スイスは、常備軍は5万ですが、国民皆兵ですから、国民全員がずっと訓練を受けています。毎年、訓練期間が決まっています。ですから、いざとなったら75万の軍隊ができるんです。なおかつ、武器やジープは全部家にありますから、「ゴー」がかかると、武器を持って兵士として家からそのまま戦場に行ける。非常糧食も2ヵ月分用意してある。そういう体制だから、ヒトラーも攻めることができなかったんです。
◎恩義を忘れ、道義も捨てて、利益だけに立脚した中国と韓国は「悪の御用」
池田:先に撃たれる人間まで決めてPKO活動をやってきた中でわかったことは、東南アジアのゲリラの親玉たちの間では「日本の自衛隊には手を出すな」と語られていたことです。彼らからすると、かつて彼らの国は西洋人によって400年間ずっと植民地にされていた。彼らの国から西洋人を全部追い払ってくれたのが日本軍であり、自衛隊はその末裔(まつえい)である、だから絶対に自衛隊には手を出すなということになるわけです。
内記:東南アジアの国が日本に非常に感謝しているというお話は全くそのとおりです。だけど、朝鮮と中国の2カ国だけは例外ですね。
池田:日本はその2カ国でも東南アジアと同じことをやっているのですが、今の彼らは彼らが食っていくために、彼らの利益のために日本をあからさまに悪役にしています。私が言うのもおかしいですが、日月神示の見方からすると、恩義を全て忘れ、道義も捨てて自分たちのおカネ儲けだけ、利益だけに立脚した国はどうなるか、それを証明しているのが今の中国であり韓国だと思います。逆に言えば、彼らは反面教師にピッタリです。そういう人たちと一緒になってワンワン吠えてもしょうがない。我々としては、彼らと一緒に騒ぐのではなくて、ミロクの世と言うか、人間的で健療的な社会をつくって江戸の文化を近代において再現する。そうなったときに、彼らも自分たちがとんでもないことをしていたことに気づき、霊性が上がるわけです。
内記:日本は確かに朝鮮半島にも中国大陸にも行っていますが、侵略しようとか、覇権主義で行こうとしたのではない。それは全てお互いの合意のもとで行っていますから、何ら後ろ指を差されるところはないんです。しかも、日本が朝鮮半島、満州に行って何をしたかといえば、日本の国家予算の3分の1ぐらいをつぎ込んで、日本と同じ状況にしようとしたわけです。
私は、元航空幕僚長の田母神俊雄さんの論文を読んでびっくりしたことが一つあります。戦前、日本は帝国大学を9つつくりました。帝国大学は今の東大、阪大、京大、名大などの前身で、その6番目は朝鮮、7番目は台湾につくられました。日本は日本以外のアジアに大学をつくったんです。それが今それぞれソウル大学、台北大学になっているわけです。さらに、日本はインフラを整備し、技術を教え、人もおカネも資源も投入して、現地を少しでも内地、日本と同じレベルに引き上げようと献身的にやっていった。それはどこの地域に行ったって全く一緒だった。兵隊ですらも現地の人と一緒に汗を流し苦労しながら尽くしたわけです。こんな国は日本以外にはありません。欧米列強の植民地政策は、もっぱら搾取するだけで現地の人々に教育を施そうとか、ましてや大学をつくるなど考えもしなかった。
台湾も含めて東南アジアの国はそれに対してすごく感謝しているけれども、韓国、北朝鮮、中国はそれとは真逆の行動をとっている。この現実はなぜだろうと思ったんですが、結局、悪役、「悪の御用」。先ほど述べたように、2つに分かれていくことのあらわれだろうと思うと、すごく納得できるし、これは行き着くところ、大峠でバサッと切られるところまで広がっていくのだろうと思います。
◎最終的に神様が、身魂が磨けた者を選びます
内記:身魂磨きが進んだら、食べものの量は減ってくるし、質を選ぶし、何よりも人格的にすごく謙虚になって、余り多くを語らない。不要な言葉を言わない。内にしっかり信念を秘めた人、公のことを大事にする人、そういう人間に少しずつ変わっていくのだろうと思います。
◎自衛隊の使命は日本の平和と独立、つまり主権を守ることです
内記:今、安全保障の話もかなり盛んになってきていますが、私は安全保障、特に自衛隊の役割に関して、政治家の詭弁(きべん)と言うか、国民におもねっていて気に入らない言葉があるんです。それは「国民の生命と財産を守る」です。
政治家はよくこの言葉を使いますが、私は自衛隊上がりだから「生命と財産を守る?違うだろう」と考えています。自衛隊の使命は、国民の生命と財産を守ることなのか?はっきり言えば、この答えは「ノー」です。意外かもしれませんが、自衛隊の使命の根本は、「日本の平和と独立を守る」ことです。もっと言えば主権を守ることです。それを守ることによって副次的に国民の生命と財産も守られるのであって、本末転倒してはいけない。
『日月神示「悪の御用」とマインドコントロール』(池田整治・内記正時 対談、ヒカルランド)