C新聞

自塾の宣伝のことで広告会社の営業を呼んだら「お宅のホームページは何を言いたいのか分からない」「塾選びで人生が変わる、の広告、私は無理です(生理的に受け付けない、という意味)」とさんざん駄目出しされた。

40代半ばの女性。自分には娘が二人いて、一人は準難関のK高校、もう一方は中2で最近塾を辞めて一人で勉強しているという。

「ターゲットは」「生徒数は」「冬期講習は」「○○塾知っていますか」「○○スクール知っていますか」と矢継ぎ早に最もデリケートな質問と、関係ない他塾のことを知っているかどうか畳み掛けてくる。

携帯は鳴るわ、息は臭うわ、何なんだと思いながら私は本当に気が滅入ってしまった。結局自塾でこの広告会社の利用は無しにした。

その後、
家族の営む教室がこの会社で広告を出すことになって、家族はメールを使えないからデータのやり取りなどで自分が窓口になってこの営業とやり取りすることになった。そこまで言うならどこまで仕事出来るのか見てやろうじゃないか。

結果、出された指示を見逃すわ、指示と関係ないことを聞いてくるわ、

例えば、「A」と「B」の間を空けて下さい、という指示に「10:00~16:00」の「~」は「-」で宜しいでしょうか、「~」の半角は承れず申し訳ありません、などと頓珍漢なことを返してくる。

「は???」

と耳を疑うようなやり取りで全然校正が進まず、結局、この人は割り付けのことも分かっていないし、メールに書かれた指示もマトモに読めないし、先の塾批判では顧客に向き合う営業マンの立場も理解していなければ自分の心情を公私混同し、相手の意図をくみ取る努力すらすることなく自分の主観を評論家気取りで押し付けてきた、ただの能無しの阿呆ではないか、ということが分かった。

自塾のことをさんざんけなされた理由がよく分かった気がして、そうか、今自塾が他社で出している広告にはこういう馬鹿をフィルタリングする効果が出ていたのかとすこぶる実感出来た。